七大陸最高峰空撮プロジェクトでは、世界七大陸それぞれの最高峰の上空をモーターパラグライダーで飛行し空撮を行います。
山を登る者なら誰もが一度は憧れる世界七大陸最高峰制覇。世界で一番高い場所を目指して多くの登山家が登頂を果たしてきました。今ではそれほど珍しいチャレンジではなくなってきましたが、「Above the Seven Summits Project」ではその七大陸最高峰のさらに高い場所を生身で飛びながらの撮影に挑戦します。
成功すれば世界初となるだけではなく、七大陸のそれぞれ一番高い場所を上から撮影することで、今の地球の状態を記録することができます。
さらに空撮だけではなく登山しながら地上撮影も行うことで、今も残る貴重な自然の大切さを伝える映像を記録し、後世に残すことを目的とします。

プロジェクトの第一弾として、2022年2月にアフリカ大陸最高峰キリマンジャロを空撮しました。
プロジェクト成功までの道のりを記録し、動画をYoutubeにアップしていきます。
Youtubeチャンネル → https://www.youtube.com/c/NaohPhoto


モーターパラグライダーとは?

モーターパラグライダーとは、背中にエンジンを背負いパラグライダーを翼として飛行するスカイスポーツです。
パラグライダーはもともと登山家が山頂から楽に下山する方法を考えて生まれたスポーツで、基本的には山や丘など高い場所から飛び立ちます。
モーターパラグライダーは動力となるエンジンを使用するため高い場所から飛ぶ必要はなく、平地から離陸することができます。
上昇気流を捕まえないと高度を上げられない普通のパラグライダーと違い、エンジンの力で高度を上げることができます。
このモーターパラグライダーを使い数千メートルまで上がり七大陸最高峰を空撮します。


ドローンやヘリコプター等の実機航空機での空撮との違い

ドローンでは現在の所性能的に高度6,000mまで上がり撮影することはできません。
実機のヘリコプターで救助用の特殊な機体は6,500mまで上がるものもありますが、通常のヘリコプターやセスナは基本的に4,000m以上上がることは困難です。
ジェットエンジンの航空機であれば上がることは可能ですが、機外に出て撮影することは難しく機内から窓越しで撮影することになり撮影には向いていません。

モーターパラグライダー空撮では生身で飛行し肌で風や気温を感じながらファインダーをのぞき、ベストな画角で切り取る事で、その場の空気感を伝える事の出来る迫力ある写真、映像を撮る事ができます。


七大陸最高峰

七大陸最高峰とは世界の七つの大陸それぞれ

アジア大陸 エベレスト 8,848m
ヨーロッパ大陸 エルブルース 5,642m
北アメリカ大陸 デナリ 6,194m
南アメリカ大陸 アコンカグア 6,959m
アフリカ大陸 キリマンジャロ 5,895m
オーストラリア大陸 コジオスコ 2,228m
南極大陸 ヴィンソン・マシフ 4,892m

を指します。


プロジェクトメンバー

山本 直洋 写真家

「Earthscape」と題し、”地球を感じる写真”をテーマに撮影を行う。2007年よりモーターパラグライダーをはじめ、国内外様々な場所を空撮する。
写真だけでなく動画空撮も行い、TV番組や映画、CMの撮影も手がける。
雑誌「旅の手帖」にて連載執筆。


赤錆 健二 映像ディレクター

株式会社アマナを退社後映像制作会社Soysause creativeに入社。2008年よりフリーランス映像ディレクターとして活動。
ヒマラヤ等秘境での撮影経験が豊富。パラグラーダーパイロットランセンスも所有する。


手塚 英孝 タンデムパイロット

タンデムモーターパラグライディング飛亭代表。
静岡県三保松原で年間数百件のモーターパラグライダータンデム飛行を行う。
モーターパラグライダーだけではなく、通常のパラグライダーのほうもパイロット技能、タンデムパイロット技能、XCパイロット技能を取得している。


塚部 省一

千葉櫻 えりか 

松下 竜将